強烈な規範意識と我慢が生みだしたもの

TV復帰だぁ。うれしい。

時代は小さな冗談の言葉さえも鋭角に切り取って炎上させて、漫才師という人を笑わせるお仕事の人の言葉すら狩りにあいました。

でもとうとう来ました。

時代に翻弄された漫才師、ザ・パンチが戻って来ました。劇場のトリを務めるほどになって。

師匠に「素晴らしい漫才でした」と言われたって。

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ザパンチ死亡

ザパンチ現在

身近な先輩が褒めに来てくださるなんてことは、長い時間と試行錯誤を積み重ねたあとにしか訪れない。そんなのできて当たり前、その日常の繰り返しを地道に超えていく。

火をつけてまわる鬼たちは強烈な規範意識と我慢が苦しいんじゃないの?

そんなに人を叩き潰したら、過去の不満を今に持ち込む鬼が増殖しちゃうんじゃないの?

現実世界でうまいこと我慢や不満を減らすように立ち回ることが叩くより健やかじゃない?

好きなことにかける時間を少しずつ増やしていったら変わるよ?

見ようとしないと見えないよ。

その人が長い時間と試行錯誤を積み重ねてきたことは。

見ようとしないと見えないよ。

その人がなぜその言葉を使ったか。

見ようとしないと見えないけど、見ようとしたら見えるものは増えるよ。

忍法慮るの術って誰もが持つ才能じゃなかった?

 

ノーパンチ松尾さんのお相手は椿鬼奴のスタイリスト。なんだか全部が好きだ。

 

またきてね!

13歳の地元脱出計画

中学までいた荒れた地元のお話。

もし似た状況の人が読んでいたら色んな手段を使って脱出してほしい。周りにあわせなくても生きていく方法はある。自分の人生を動かすことは自分にしかできない。

 

中学の荒れ具合を少し書きますがグロいのが苦手な人は読まないことをおすすめします。

まず、体育館が先輩のタバコで全焼。後輩たちはすべての窓がボルト固定された窓の開かない体育館を使うことになりました。体育館で自由に遊べるなんてこともないし夏は閉め切った蒸し暑さで倒れて当たり前のような環境でした。

先生はメガネの上から先輩に殴られ縫うケガをするとかそんな感じの荒れ具合。

ケンカで一人は旅立ちました。

ヤバめの先生もいます。授業が低品質なのはもちろんのこと、生徒を機嫌で殴りますし、テストも無価値な問題「テストの範囲は何ページ〜何ページか?」を出題します。その目的は、塾通いをしている生徒に満点をとらせないためにトリッキーな問題を出すのです。テスト中に爪切りを始める先生もいて、勇気ある生徒がやめてもらえないかお願いしても無視して手足20本切り終えるまでパチパチやっていました。小中9年間で受ける教育レベルの質の差は容易には埋められません。先生の当たり外れは確実にあり、中学生の知能形成と人格形成に悪影響があります。悪循環なのは先生側も生徒が優秀でないから低品質の授業をしても許されると思っていることです。

 

治安は窃盗系が多く、学校では筆記用具すらなくなるし、家でも現金30万円と5万円の釣り竿が盗まれて誰がやったかわかっていたので釣り竿は返してもらいました。

養豚養鶏小売店をしていた親戚はトリもブタも小売り商品も何度も盗まれました。

 

盗みをする人へ。養業のキャッシュポイントは売るときにしかありません。獣医師とともに育成方法や衛生管理を勉強し何年も世話を続けてようやく成り立つのです。養業は一度潰れたら再開するノウハウも人材も資本も集まりにくく、農家さんを大切にしなければ存続が危ぶまれる業界です。ただの窃盗犯ではすまされないことをしている自覚をもってください。

 

地元から脱出する方法は何がありますか?

凡人の中学生がここを脱出するには学区外の高校に行くしかない、と思っていました。運動も音楽も得意でないただの田舎の中学生が地元を脱出する方法はこれしかないと。

ただ、当時の公立進学校には「5%枠」という学区外者に猛烈に厳しい制度があって、学区外の生徒は合格点を上回っていても上位5%に入っていないと不合格となる険しいルートでした。大学入試でこの制度が適用されたらデモが起こるのではないでしょうか。

塾のおかげでかろうじて合格できましたが、学校の授業だけでは「絶対に」不可能でした。学校にノウハウがなかったので塾の先生方がすべての対策を教えてくれました。私は今でも、小学校から別地域の学校に通っておけばどんなに良かったろうと思うことがあります。月3千円のそろばん教室と月1万円で毎日通わせてくれて5科目見てくださった塾には感謝しかありません。都会の塾では1科目5万円?

勉強が苦手でも道はあることを同級生が示してくれていて、中卒後に学区外の専門学校で資格や技術を身につけ立派に働いています。大手企業で関西圏トップの営業成績をとった人もいます。

 

自分の人生を動かすことは自分にしかできない。脱出を手伝ってくれる大人はいるので諦めずに探しましょう。私の場合は塾の先生方が救いでしたが、学校に頼れないなら地元のしがらみがない公的機関に電話相談もできます。まずは先生や公的機関に助けを求めて相談できる大人を複数つくることが先決です。Twitter等でノウハウをちらつかせて甘い言葉を使う大人には注意が必要です。

そして色々な仕事があることを知ってほしい。アナタが見てきた世界の仕事はごく一部です。

 

10代までは用意された世界の人たちの中にいます。でも、その後は自力で住む場所も仕事も会いたい人たちも決められます。自分の人生を動かすことは自分にしかできない。早めに手を打てば傷は浅くてすみます。

うれしいたのしい大好き最強説

うれしいたのしい大好きっていう曲があるんです。

うれしいたのしい大好きって最強じゃない?

 

友人と毎日単語出し合いっことかお披露目の機会もないのにバク転の練習とか、友人がゲーム設定にしてくれたおかげでいつの間にか相当な時間と労力を割いていて、気づかないうちにできるようになっていました。

 

うれしいたのしい大好きは食べ物も美味しくしてしまう。

人生で一番おいしかったものは?って聞かれたらたぶん今後の人生でも変わらないものがあるんです。

それは、深夜に食べた吉野家の牛丼とお味噌汁です。

そのときは大学生で隣には部活の仲間がいて、深夜バイトの後輩が牛丼とお味噌汁を出してくれて、あんなにおいしいものあるかな?

 

これを応用して、みたいな邪悪な気持ちで甥っ子の宿題をみていたのですがそんなに簡単にはいきませんでした。達成感戦法!で1問終わるたびにできたねー!と声かけをしてもダメ。今度はハードルを下げるスモールステップ戦法!で教科書の同じ解き方の部分を一緒に読んで同じ工程を踏むだけの線路を敷いてもダメ。小学生に宿題をしてもらうのってこんなに難しいのか。でも、もしこれがうれしいたのしい大好きに転じたら・・・!淡い期待を抱いて2時間。イヤイヤ期全開のまま宿題を終えました。

世のパパ様ママ様、先生方、ありがたや~。。

 

またきてね!

男女の上司と部下ってやりにくい問題

結果を出そうと奮闘する部下に対して上司が期待をすることも右腕にしようとすることも自然な流れでよくあること。

でも、その上司と部下が性別が異なると怪しい目で見られる問題が発生する。

のんびりしていると巻き込まれちゃうぞ。

こうなると仕事の話をしていても媚びを売っている、贔屓している、つき合っていると噂を立てられて部署移動や辞職になることも。

本当に恋愛関係になるパターンと部下が出世のために上司をヨイショして上司だけが本気になってしまうパターンもある。

何が大変だってとにかく周囲の噂話。

私がとった地味だけどまぁまぁ効果があった対策がコチラ。

上司と話すときは少し遠い位置からデカい声で周りに内容が聞こえるように話すように心がける。怪しくありませんアピールをとにかくした。そして、こんなに努力してお仕事頑張っていますよ~贔屓ではありませんよ~アピールもした。上司には同僚からハブられたくないからこういう行動をとりますということを伝えた。

なんじゃこのリスク管理HAAAAAAAAA~!と思いつつも皆でうまくやりたいなら必要な労力だったと思います。

意外と効き目があったのが、恋人・配偶者を大事にしています話ですぞ。

たとえいなくても妄想話をしたのですぞ。アイテテテ

 

またきてね

悔しくてライバルの仕事を見られない問題

悔しくてライバルの仕事や活躍を見られない問題っていつまで続くのかな?

ある動画クリエイターが悔しくて同業の藤井健太郎さんの作品を見られないと話していて、一方で同業の双璧、佐久間宣行さんと加地倫三さんは藤井さんのことをとっても褒めていて、この分岐点はどこだと。

できれば同業者を褒められる側になりたいんだけどどうすればいいのだろう。

身近で届きそうな人が評価を得て駆け上がっていくとき。

そこで喜んであげられる人と悔しくて見てられない人の分岐点が待っている。

そして仕事の中にはつまんなくて評価が得にくいけれど重要な仕事がたくさんある。

仕事で結果出せばいいんだよ!ってのは安易で、大学教授のポストのために家族を犠牲にして離婚して、今度は家族を守った人がまぶしくなってしまう人もいる。

仕事vsプライベートって構図はウソで、仕事もプライベートも一人の中で切り分けられるものではなく作用し合っている。ちらつく不安を管理するには仕事で結果を出すことが必要な人もいれば、配偶者が必要な人もいれば、離婚が必要な人もいる。

内省も必要だし外部環境の観察とうまい立ち回りも必要だし、ストレートで戦えないときは変化球を覚える勇気も必要だし、ピッチャーから野手に転向することがその人をプロに繋ぎとめることもある。

一つ気をつけるとしたら、神様にご指名された人がいることを覚えておくことだと思う。あちら側にいる人には憧れてもいいけど真似すると自分を痛めつけることになる。

 

ライバルの活躍は一生悔しがり続けてもいいと思う。先輩は昇進できなくて悔し涙を流していたし、教授になりたくてたまらない准教授に教わっていたし、とても自然でよくある光景の一つだから。

その代わり、直視する心の準備と自分の立ち位置の確認はしないと生存戦略として危なくない?会社によっては「今日オマエは何のバリューを出したんだ?」と毎日問われる。

仕事の戦闘能力オンリーで心が安定している人もいるし、私の場合は自己分析を見誤って、仕事の戦闘能力こそが幸福になる道だと思い込んできた。でも今は家族の健康と仕事とどちらも合格点取るのが幸福感が高く心が安定するし人の活躍も喜べることに気づいてきました。どちらも100点満点とれたらいいけどそんなスーパーマンいるの?

仕事オンリーマンとは共通点がなさそうに見えるけど、良い仲間と良い雰囲気を大事にしている点は共通している。

どうなりたいか、どうありたいか、そこと自分の立ち位置の確認と微修正をし続けるしか処方箋はないと思う。

 

またきてね

自信を持てってホント?

自信って持つ必要あるの?

自信を持ったってワールドカップで負けることあるよね?

自信によって結果は左右されないよね?

なんちゅうこと言うんだキミは!

 

言い訳の理由に自信とか自己肯定感とかを使いたくないなら、処方箋は作家の森博嗣さんのエッセイ。原因ってそこじゃないよね?って問いかけてくれる。

自信がパフォーマンスに全く影響しないとは言えないけど、準備が9割、負けに不思議の負けなしという言葉の方が人生を泳いでいくには必要かなと思います。

仕事上では自信よりも相手を不安にさせないことの方が必要な局面も多く、相手を不安にさせないためには?と考えるだけでできる準備がいくつもある。

 

優秀に見えるけど、実は自信も別にないし自己肯定感も低いと話す先輩がいる。憧れの先輩だから意外だったけど、先輩自身が人と違うと認識していることがあった。それは、仮説を立てる回数と試行錯誤の回数の多さ。

光り輝く自信がまぶしく見えることもあるけど、準備を見てくれてる人はいるよ。ホントだよ。

 

またきてね

準備万端ですか?チャンスをモノにできますか?

いまやニッポン放送の足腰といっても過言ではない活躍の漫才師三四郎

ブレイクのきっかけとなった番組での仕事っぷりは見事でした。

そしてその番組自体も素晴らしいので再放送の願いを込めて書きます。

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オーディション番組で結果を出せば画面の向こう側の住人になれる。

画面のこちら側もスターダムにのし上がるところが見たい。

登場は威勢よくスムーズに、そこから芸を見せるのが相場。だが、登場した若手漫才師三四郎の出で立ちはギプスに車イス。雲行きが怪しくなる。

数日前に転んで骨折し、歯も欠けている。

この状態で訪れたチャンスをモノにできるのか。

 

劇場で結果を残してきた漫才師でもこのコンディションだと難しいのか、ケガに目が散って漫才の内容が入りづらい。このタイミングでのケガが悔やまれる。

沸点に到達できずに終わりを迎えようとしていたそのとき、ゲームチェンジは起きた。

ベテラン芸人が一手を放った。

「アイツうるせぇな」

この一言によりケガへの遠慮が消えプロとプロの舌戦が始まった。

若手だけれども三四郎もプロ、一変した展開に劇場で磨き上げた言葉で応えていく。

三四郎の小生意気さと毒っ気を笑いに変え、いつしか歯が欠けていることすら、車イスの見た目すらエンターテインメントに加わった。

ベテランの一手が切り拓いた新しい展開が若手をノせていった。デカめの爪痕を残して出番を終えた。

ベテランの一手で若手漫才師の人生が躍り出した。

たった30分の出来事。

台本じゃないとは思えないやり取り。

おぎやはぎ小木さんの一言がなければ三四郎のデビューはもう少し後だったのではないでしょうか。

この回は忘れられない。

 

プロvsプロのガチンコ番組。全員が準備万端の人たち。